スマートフォンはプライバシーの問題があると聞いたことはないだろうか?
携帯電話のプライバシー問題は、恋人や家族にメールを読まれたり、電話の履歴を見られて浮気がばれるというようなことが思い浮かぶ。常時持ち歩いて通信手段として利用しているので、携帯電話のプライバシーが侵害される問題はスマートフォンでも一緒だ。
スマートフォンがこれまでの携帯電話よりもプライバシーの問題があるのは、インターネットの利用とアプリの利用、その際に位置情報が利用されることだ。
スマートフォンの重要な機能としてインターネットの利用がある。これまでの携帯電話でのインターネット利用は、専用のサイトではないと利用できないものだった。スマートフォンは、PC同様のサイト閲覧ができる。ウエブサイトの利用情報をスマートフォンは持っている。
また、googleアカウントを持っている人は、PCでのウエブ履歴をスマートフォンから確認することができる。インターネットの利用状況が筒抜けになる。インターネットの利用が多い人は、スマートフォンから情報盗難や不正利用のリスクがある
スマートフォンは、アプリが最も危険だ。端末にプログラムをインストールする際に、不正なプログラムが仕込められていると、利用者が知らないうちに情報が盗まれたり犯罪に利用される。
iphoneは、アップルが審査して合格したの電子署名があるアプリをituneによって配布することをしているので、不正プログラムの混入が難しくまた、発見も早い。
androidは、オープンな開発が可能で配布についても、いくつかのマーケットが存在する。アップルのような審査は、存在しないので不正なプログラムが仕込まれている可能性がある。海賊版のアプリゲームの場合はその99%に不正プログラムが仕組まれているという。
スマートフォンには、携帯電話の機能としての通信記録と通信相手の連絡先情報がある以外に本人のインターネットの利用の記録。その際の行動や入力内容などのプライバシーの情報も端末に保持されていて、不正プログラムによって感染するとそれらの情報が盗まれたり、なりすましの被害に会うことがある。
スマートフォンの利用状況によって保持される情報がことなる。また、設定によって情報を保持しないようにすることもできる。
・ユーザー情報
・アドレス帳
・電話発信
・着信情報
・WEBブラウジング
・アクセス日時
・電源の利用状況
・位置情報
・アドレス帳など連絡先情報
・画像
・動画
・録音情報
・スケジュール情報
・利用アプリID情報
・ IMEI(端末識別番号
・ISMI「加入者識別番号
・電子マネーID情報
・各種データ(ファイル)
などなど。
スマートフォンのプライバシー対策は、不正プログラムから守ることだ。安全が確認できないアプリをインストールしないようにする。PCを同じようにアプリやダウンロードファイルへのウイルススキャンをおこなうセキュリティアプリを利用することだ。
・スマートフォン用のウイルス対策ソフトの利用
スマートフォンは、盗難・紛失という物理的なリスクもあるので重要な情報は、端末に保存しないようにしておくことがある。ク重要な情報は、クラウドに保存しておけば、端末をなくしても本人認証をしなければデータの流出にならない。秘密の恋人の社員やメールなどは、端末に保存せずクラウド環境にあずけるか、記録メディアの速やかに移送する。
・見られてまずいデータをスマートフォンの端末に保存しない
見られてまずいデータをクラウドサービスに預けたら、パスワードは強固にしよう。他のサービスで利用しているパスワードと同じものであると流出している危険性もあるので使い回しをやめたほうが良い。設定する際は、桁数を増やし、文字種を増やす。記号を入れることができれば、強固レベルがあがる。数字だけでは、解読されるリスクが高い。文字数に制限が無ければ、パスフレーズで好きなセリフなどを利用しても良い。ただし、人前でよく話すようなものは利用してはいけない。
・パスワードは使い回しをやめてを強固なものに設定しなおす。
スマートフォンが画面が大きいので、背後から覗かれないようにするチェックが必要だ。また、スマートフォンのパスワードロックでもiphoneのように数字のテンキー4文字程度の場合は、指の動きを覚えられてしまい。アクセスされてしまうケースもあるので、頻繁に変更することや、ロック解除の指の動きに注意しましょう。
・見られてまずいものやパスワード解除の際は近くに人がいないか確認する
アプリによって、位置情報や登録情報を必要以上に利用するケースがあるので、インストール時の確認し不審な場合はインストールをやめましょう。個人情報の適切な利用については、セキュリティソフトもわからないので、機能の必要性以上に多くの情報を利用するアプリは情報搾取目的の恐れがあります。
・アプリの収集する情報と利用内容のバランスをチェックし、怪しいものはインストールしない。
等々いろいろとありますが、プライバシー保護は自衛をしないと実現しません。また、被害についても予想以上の問題がおこんる可能性もありますし、求償することもむずかしいので。 メーカーやキャリア、ソフトベンダーを過信せず、悪意のある人が社会には潜んでいる前提で、身を守るようにしましょう。